「今の会社にこのままでいいのかな、でも辞めてからでは収入が不安だし…」と悩んでいませんか。
実は、働きながら転職を進める人は多く、マイナビ転職の調査では74.8%が在職中に転職活動をしていたと報告されており、収入を守りながら動くのは決して珍しいことではありません。
この記事では、働きながら転職活動を両立する進め方5ステップと、時間の作り方・面接調整・バレ対策について解説します。
読み終わる頃には、残業続きでも「これなら自分にも回せそう」と思える具体的な段取りとスケジュールの目安が手に入っているはずですよ。
転職活動は働きながらと辞めてからどちらを選ぶべき?

結論から言うと、収入と生活を守りたい人は働きながらの転職活動が安全です。
まずは働きながらと辞めてから、それぞれの強みとリスクを整理してみましょう。
働きながら|収入維持と精神的な余裕が強み
働きながらの一番の強みは、毎月の収入が途切れないことです。
生活費の心配がないぶん、焦って妥協せず条件を選べます。
さらに、離職期間の空白ができないので、面接で経歴を説明しやすくなります。
在職中なら、次の一歩を落ち着いて探せるので焦りも生まれません。
辞めてから|時間の自由と引き換えの焦りと収入減
辞めてからの活動は、時間を自由に使える点が魅力です。
ただし、収入が止まるため貯金を切り崩す生活になります。
無職の期間が延びるほど焦りが強まり、条件を妥協して決めてしまいがちです。
そのため、早く決めたい気持ちが判断を鈍らせます。
ブランクが長引くと、面接でその理由を問われることも少なくありません。
判断の分かれ目|生活費の半年分の貯金の有無
どちらを選ぶかの目安は、生活費6ヶ月分の貯金があるかどうかです。
この水準の蓄えがなければ、原則として働きながら進めてください。
したがって、収入が途切れた瞬間に生活が揺らぐリスクを避けられます。
とくに家庭を持つ人は、家賃や生活費の責任が重いぶん働きながらが基本になります。
収入を守ったまま動くのが安全です。
在職中の転職活動は平均何ヶ月かかる?

準備から内定まで平均3〜6ヶ月、退職まで含めると半年前後を見込むのが現実的です。
全体像がわかれば、いつ動き出せばよいか逆算できます。
準備から内定まで平均3〜6ヶ月かかる
自己分析から書類作成、応募、面接までにかかる期間の目安です。
dodaの案内によると、転職活動はおおむね3ヶ月ほどが目安とされています。
ただし在職中は時間が取りにくく、3〜6ヶ月ほど見ておくと安心でしょう。
だからこそ、余裕を持った期間設定が失敗を防ぎます。
退職交渉と引き継ぎに1〜2ヶ月上乗せする
内定が出てからも、すぐに辞められるわけではありません。
退職の意思を伝え、引き継ぎを終えるまでに1〜2ヶ月ほどかかります。
就業規則で「退職は1ヶ月前までに申告」と定める会社が多いためです。
また、引き継ぎ期間も逆算に入れておきます。
この期間を忘れると、入社希望日に間に合わなくなります。
在職中は時間の制約で長引く
働きながらの活動は、辞めてからより期間が延びやすい傾向です。
平日にまとまった作業時間が取りにくく、応募ペースを上げにくいからです。
そのため、半年前後を前提に計画を立てます。
最初に全体像を見積もっておけば、途中で息切れしません。
働きながら転職活動を進める5つのステップ

自己分析から退職交渉まで、5段階の順番どおりに進めれば在職中でも破綻しません。
まずは全体の流れを確認しましょう。
順番を飛ばすと後戻りが増えるので、上から順に土台を固めていくのがおすすめです。
①転職軸を決める自己分析から始める
最初にやるのは、譲れない条件をはっきりさせる自己分析です。
年収・勤務地・仕事内容のうち、何を最優先にするかを言葉にします。
たとえば「残業を月20時間以内に抑えたい」と具体的に書き出します。
軸が定まると、求人を見た瞬間に応募すべきか迷いません。
つまり、迷う時間が一気に減ります。
②職務経歴書と履歴書を先に仕上げる
応募のたびに書類を作っていると、時間がいくらあっても足りません。
そのため軸が決まったら、先に職務経歴書と履歴書を仕上げておきましょう。
共通で使える土台を作れば、応募先ごとの微調整だけで済みます。
応募のスピードが上がります。
週末にまとめて書けば、平日は応募に集中できるでしょう。
③求人検索とエージェント登録を並行する
求人は自力の検索だけに頼らず、エージェント登録と並行して探しましょう。
自分で探す求人と、プロが紹介する非公開求人の両方で候補の数を増やせます。
エージェントは職務経歴書の添削や面接対策も無料で手伝ってくれます。
忙しい在職中こそ、任せられる部分は任せてください。
④応募と面接を週単位で回す
限られた時間で選考を続けるには、週単位のリズムを作るのが有効です。
「週に2〜3社応募する」と決めておけば、無理なく継続できます。
一方で、応募が途切れると選考も止まり、活動全体が長引いてしまいます。
一定のペースを保つことが近道です。
面接の予定はカレンダーで管理し、ダブルブッキングを防いでください。
⑤内定を得てから退職を切り出す
最後のステップは、内定を得てから退職を切り出すことです。
ただし、順番を逆にすると、収入の空白ができてしまいます。
基本ルールは、内定が出るまで退職を切り出さないことです。
この順番を守れば、収入を止めずに次へ移れます。
円満に辞めるため、引き継ぎの時間もしっかり確保してください。
残業続きでも転職活動の時間を作る3つの方法

スキマ時間・休日のブロック・エージェント代行の3つで、忙しくても作業時間を作れます。
自分の生活に組み込みやすいものから試してみましょう。
どれも今日から始められるので、心当たりのある時間帯から取り入れてみてください。
①通勤や昼休みのスキマ時間で求人を探す
まとまった時間が取れなくても、細切れの時間は毎日生まれています。
通勤電車の中や昼休みの数分で、スマホから求人を眺めるだけで十分です。
さらに、気になる求人はブックマークし、夜にまとめて確認します。
移動時間が情報収集の時間に変わります。
1日30分の積み重ねでも、1週間で3時間分の作業になるので侮れません。
②休日の午前2時間を作業ブロックにする
集中して進めたい作業は、休日の午前中にまとめて片づけます。
たとえば土曜の9時から11時を「転職作業の時間」と固定します。
職務経歴書の作成や応募文の準備など、頭を使う作業に向いているでしょう。
週2時間の枠を先に押さえます。
予定として組んでおけば、だらだら過ごして終わる週末になりません。
③エージェントに求人選定を任せる
求人探しそのものを、エージェントに任せる方法もあります。
具体的には、希望条件を伝えておけば、条件に合う求人を代わりに選んでくれます。
自分で何十件も検索する工数を、まるごと減らせるのが大きな強みです。
そのため、探す時間を面接準備に回せます。
忙しくて求人を見る余裕がない時ほど、この使い方が効いてくるでしょう。
平日に休めなくても面接日程を調整する4つのコツ

オンライン面接・時間帯の交渉・半休の活用・面接のまとめ取りで、平日休めなくても選考は回せます。
面接調整でつまずく人は多いものの、工夫しだいで乗り切れます。
とくに①と③は効果が大きいので、時間の取りづらい人はそこだけでも試してみてください。
①オンライン面接を優先して依頼する
移動時間をなくせるオンライン面接を、まず優先して依頼します。
自宅からつなげば、業務後や昼休みの時間でも面接を受けられます。
依頼のときは「可能であればオンラインでお願いできますか」と一言添えてください。
移動の負担がまるごと消えます。
また、近年はオンライン面接に応じる企業も増え、無理な依頼ではありません。
②面接を平日夜や土曜に寄せてもらう
勤務時間中に抜けられないなら、時間帯そのものを交渉します。
平日の18時以降や土曜なら、仕事を休まずに面接へ行けます。
また、中途採用に積極的な企業ほど、こうした時間帯にも応じてくれるものです。
働く人の事情を理解してくれます。
ダメ元でも相談すれば、意外と柔軟に対応してもらえるでしょう。
③有給を半休で分散して使う
面接のために、有給は全休ではなく半休で小刻みに使います。
午前半休で面接を受け、午後から出社すれば違和感を抑えられます。
丸一日の休みが続くと、周囲に不審がられやすいかもしれません。
半休なら理由も自然に説明できます。
通院や私用など、半休は日常的に使いやすいのも利点でしょう。
④同じ日に複数社の面接をまとめる
貴重な休みを有効に使うため、面接は同じ日にまとめます。
午前にA社、午後にB社と組めば、1日の休みで2社を進められます。
有給の消費を最小限に抑えられるので、休みを無駄にしません。
1日で選考を一気に進められます。
エージェントに伝えれば、日程をまとめて調整してくれることもあります。
会社に転職活動がバレないための3つの対策

服装・登録情報・連絡手段の3点に気をつければ、在職中でも会社に気づかれにくいです。
どれも小さな習慣なので、今日から意識してみましょう。
バレる原因の多くは小さな不自然さなので、心当たりから順に潰していきましょう。
①スーツ通勤や急な早退を避ける
普段と違う行動は、周囲に勘づかれる一番の原因です。
たとえば私服の職場で急にスーツを着れば、面接だと察されやすくなります。
いつもの服装や勤務リズムを崩さないことを心がけてください。
普段どおりを装うのが基本です。
面接前後の着替えは、会社の外で済ませると安心でしょう。
②SNSや口コミサイトに実名で登録しない
転職サイトのレジュメ公開設定は、意外な盲点になります。
たとえば、実名や勤務先を載せると、社内の人に見つかりかねません。
一方で、多くのサービスには、特定の企業に自分の情報を見せない設定があります。
登録時に、自社をブロック設定にしておきます。
スカウト機能を使うなら、この設定を必ず確認してください。
③面接や連絡は社用端末を使わない
面接の連絡は、社用のメールやパソコンを絶対に使いません。
なぜなら、社内システムは履歴が残り、管理者に見られる可能性があるからです。
やり取りは私用のスマホと私用メールにすべて統一します。
連絡経路を私物に一本化します。
昼休みの連絡も、社内Wi-Fiではなく自分の回線を使ってください。
働きながらの転職活動は順番を守れば無理なく両立できる
働きながらの転職活動は、収入を守れるぶん辞めてから動くより安全です。
5つのステップと時間の作り方、面接調整、バレ対策を押さえれば、残業続きでも十分に回せます。
準備から退職までは半年前後を見込み、まずは転職の軸を決める自己分析から動き出しましょう。
いきなり全部を始める必要はありません。
今夜はまず転職エージェントに1社登録し、求人選びの負担をプロに預けるところから第一歩を踏み出してみてください。
