「同期がリストラ候補に載ったらしい、自分も40代になったら今の会社に居場所が残っているか分からないな」と悩んでいませんか。
実は、30代未経験から第二種電気工事士を取得して、本業を続けながら土日稼働だけで月8万円前後を稼いでいる会社員は珍しくないんです。
この記事では、30代会社員が電気工事士の副業を未経験から始めて月8万円を狙う5ステップを、資格取得から確定申告まで一気通貫に解説します。
読み終わる頃には、半年〜1年後に副業デビューするための学習スケジュールと案件獲得ルートが具体的な数字で見えているはずですよ。
30代未経験から電気工事士の副業が狙える3つの理由

電気工事士の副業は、国家資格と数万円の工具さえあれば参入できる数少ない実務系の副業です。
とくに30代未経験者には、市場・販路・資格の三拍子で追い風が吹いています。
どれも市場の仕組み上の追い風なので、年齢を不利な材料として諦める必要はないと感じてもらえるはずですよ。
①住宅向け軽工事の需要が慢性的に不足している
電気工事関連の有効求人倍率は、他業種と比べて高水準で推移しており、人手不足はここ数年で深刻化しています。
住宅向けの軽工事は職人の高齢化と新規参入の少なさが重なり、エアコン取り付けやコンセント増設の依頼が一部の業者に集中している実態があります。
そのため30代未経験者でも市場側から強く求められる立場になりやすく、年齢を不利と捉える必要はありません。
②個人マッチングの普及で参入しやすくなっている
くらしのマーケットは出店者数が増え続けており、エアコン取り付けや電気工事の個人事業主が直接消費者と取引できる場として定着しました。
以前は企業間の下請けに依存していた電気工事の世界に、スマホ1台で集客から決済まで完結する個人受注のチャネルが広がっています。
結果として営業力ゼロでも初月から指名予約が入る状態を作りやすくなりました。
③第二種電気工事士は30代の独学合格者が毎年数万人いる
一般財団法人 電気技術者試験センターによると、令和7年度上期の学科試験は合格者が40,942人、合格率は57.7%でした(電気技術者試験センター 令和7年度上期学科試験の結果)。
上期と下期を合わせると、毎年およそ7万人前後が新しく第二種電気工事士になっています。副業の担い手になれる人が毎年増え続けている計算です。
難関国家資格ではなく、独学でも半年あれば十分に届く難易度です。独学が不安なら第二種電気工事士の通信講座6社比較で工具込みの総額を見比べておくと安心ですよ。
第二種電気工事士の難易度を判断する3つの数字

資格取得の難易度は感覚ではなく、合格率・初期費用・勉強時間の3つの数字で判断するのがおすすめです。
第二種電気工事士はこの3指標すべてで、30代社会人にやさしい数字が並びます。
3つとも具体的な数字で押さえれば、漠然とした不安を実現可能なプランに置き換えられるはずです。
①学科試験の合格率は約60%で過去問演習で突破できる
学科試験の合格率はおおむね55〜60%前後で、国家資格としてはやさしい部類に入ります。
出題範囲は配線図記号や電気理論の基礎、法令などで、過去10年分の過去問を繰り返すだけで合格ラインに届きます。
そのため市販のテキスト1冊と過去問題集で独学が成立するでしょう。
②技能試験は合格率約70%で初期費用に3万円かかる
技能試験の合格率はおおむね70%と高めですが、合格には実技練習が欠かせません。
指定工具一式の購入で1万円前後、練習用の電線・器具セットで2万円前後、合わせて初期投資は約3万円が標準です。
練習回数は候補問題13問を2周こなすのが目安で、土日にまとめて取り組めば1ヶ月で仕上がります。
③合計勉強時間は150〜200時間で社会人なら半年で揃う
学科対策に約100時間、技能対策に約50〜100時間で、合計150〜200時間が標準的な勉強量です。
平日に1日30分、土日に2〜3時間を確保すれば、半年で十分到達できる学習量に収まります。
つまり本業を続けながらでも年内に資格取得まで届く範囲でしょう。
30代未経験が選べる電気工事士副業の仕事3種類

副業電気工事士の仕事は単価・難易度・案件の取りやすさで大きく3種類に分けられます。
自分の生活リズムとリスク許容度に合わせて、実際にできる範囲から選んでいけば失敗しにくいです。
どれが正解という話ではないので、本業の繁忙期と重なりにくいものから選んでみてください。
①エアコン取り付け|1件1〜1.5万円で土日にこなしやすい
エアコン1台の取り付けは標準的な作業時間が2〜3時間で、報酬は1件あたり1〜1.5万円が相場です。
夏と冬の繁忙期に依頼が集中するため、土日2日で4件こなせば1日で本業の日給を超える水準を実現できます。
真夏は連続稼働で体力消耗が大きいので、無理のないペース配分を意識してください。
②家電量販店の下請け|単価は低いが案件が継続して入ってくる
家電量販店から委託される取り付け工事は、1件あたり7千〜1万円と単価は控えめです。
一方で、量販店側から案件が継続的に振られるため、自分で集客しなくても稼働日数を埋めやすいのが利点です。
そのため営業が苦手な人ほど最初の入口として相性が良いカテゴリといえます。
③照明・コンセント工事はマッチングサイトで個人受注できる
コンセント増設や照明器具の交換は、1件あたり1〜3万円の単価帯で材料費を引いても利益率が高いのが特徴です。
マッチングサイト経由で個人客から直接受注すれば、仲介手数料が発生しないため粗利率は高水準になります。
リピートや紹介につながりやすく、将来の独立への足がかりにもなる案件種別のひとつです。
エアコン以外に広がる副業の仕事と地域別の単価相場
資格を活かせる副業は取り付け工事だけではありません。現場に出る仕事から在宅でできる仕事まで、選択肢は思ったより広いです。
代表的な仕事と単価の目安、必要な経験を表にまとめました。
| 仕事 | 単価の目安 | 必要な経験・準備 |
|---|---|---|
| エアコン取り付け | 1件1〜1.5万円 | 短期講習で対応できる |
| コンセント増設・照明交換 | 1件1〜3万円 | 第二種取得後すぐ始められる |
| 常用応援(現場の手伝い) | 日給1.5〜2万円 | 現場経験があると有利 |
| 太陽光・EV充電コンセント | 1件3〜6万円 | 専用の講習と経験が必要 |
| 家電量販店の下請け | 1件7千〜1万円 | 未経験でも研修あり |
| CAD図面作成(在宅) | 月数万円〜 | CAD操作の習得が必要 |
| 電気系Webライター(在宅) | 1本3千〜1万円 | 資格知識をそのまま活かせる |
現場に出る仕事の単価には地域差があります。国土交通省の令和8年度 公共工事設計労務単価は全職種の加重平均が25,834円で、14年連続の上昇です(国土交通省 公共工事設計労務単価)。電工の単価は都道府県ごとに決まり、都市部が高く地方は低い傾向です。
副業電気工事士は土日のみで月8万円稼げる?

結論からいえば、土日稼働だけでも月5〜10万円のレンジは十分狙える射程に入ります。
仕事の組み合わせと稼働ペースで上限が大きく変わるので、3パターンで見ていきましょう。
①エアコン取付は月4〜8件で5〜10万円を狙える
1件1〜1.5万円のエアコン取付を月4〜8件こなせば、月収は5〜10万円のレンジに着地します。
夏のピーク期は1日3〜4件入る日もある一方で、春や秋は案件が落ち込みやすく月収差が出る点には注意してください。
そのため繁忙期に集中稼働して年平均で月8万円を狙う進め方が無理のないラインです。
②家電量販店の下請けは月3〜5万円で安定する
下請け案件は1件7千〜1万円で月3〜5万円のレンジに収まる安定型の収入源になります。
単価は低めですが、集客の手間がゼロで毎月の収入見込みが立てやすいのが魅力です。
本業の補完収入として精神的に安心しやすい選択肢といえます。
③マッチングサイト経由は単価が伸びて月10万円超も射程に入る
マッチングサイトでレビューが積み上がってくると、1件あたりの単価も平均利益も伸びていきます。
レビューが数十件を超えるあたりから指名予約が安定し、月10万円超を稼ぐケースも珍しくありません。
稼働時間あたりの時給換算では3,000〜5,000円相当に到達する水準です。
働く曜日の数から逆算すると、月収の見え方がはっきりします。1件1〜1.5万円の取り付け仕事を基準に、稼働ペース別の目安を表にしました。
| 稼働ペース | 月の件数の目安 | 月収の目安 |
|---|---|---|
| 週0.5日(月2〜3日) | 4〜6件 | 3〜5万円 |
| 週1日(月4〜5日) | 6〜8件 | 5〜8万円 |
| 週2日(月8〜9日) | 10〜14件 | 10〜15万円 |
春や秋は依頼が減るため、表の数字は繁忙期を含めた年平均で見ておいてください。
30代未経験が副業案件を獲得する方法3選

未経験でも初月から案件を取れる集客チャネルは、大きく3つに分かれます。
営業力と初期投資の許容度で選んで、自分に合うものから登録してみてください。
1つに絞らず、最初は複数チャネルを並行で進めるほうが案件の数を安定させやすいですよ。
①くらしのマーケットで個人客から直接受注する
くらしのマーケットは出店登録自体は無料で、成約時に20%(税抜)の手数料が引かれる仕組みです。
初回案件はレビュー目的でやや安めの単価で受け、星4.7以上を3件積み上げると検索上位に表示されやすくなります。
そのため最初の3ヶ月でレビュー数を増やすことが収入に直結するでしょう。
②ジモティーで地域密着案件を取りに行く
ジモティーは掲載手数料無料で個人客とつながれるのが最大の特徴です。
地域内の個人客から直接コンタクトが来るため、初動コストをかけずに案件獲得を試せます。
一方で、価格交渉や個人間トラブルのリスクは残るため、契約条件は事前にメッセージで文章として残しておいてください。
③家電量販店や工務店の下請け会社に応募する
「電気工事士 求人 未経験 個人」で検索すると、家電量販店向けの取り付け委託会社や工務店の下請け募集が見つかります。
応募から契約までは1〜2週間で進み、初回研修を受ければ翌月から案件配信が始まるケースが多いです。
そのため営業が苦手でも安定した発注ルートを確保しやすい選択肢といえます。
同じ未経験でも、現場経験の有無で最初の1件の取り方は変わります。自分がどちらに近いかで動き方を選んでみてください。
| あなたのケース | 最初の1件を取りやすいルート |
|---|---|
| 実務経験ゼロで合格した直後 | 家電量販店の下請けや短期講習付きの取り付け委託から入る。研修で手順を覚えてから独り立ちできます。 |
| 本業で電気の現場経験がある | くらしのマーケットやジモティーで直接受注する。作業写真を載せると初回から指名が入りやすいです。 |
副業電気工事士を未経験から始める5ステップ

未経験から半年〜1年で月3万円の副業デビューまで到達する手順は、大きく5段階に整理できます。
順番に動くだけで迷子になりにくいので、自分が今どの段階かを把握しながら読んでみてください。
- 第二種電気工事士の学科試験対策を3ヶ月で進める
- 技能試験対策と工具を1ヶ月で整える
- 合格後に開業届を税務署に出す
- くらしのマーケットや下請け会社に登録する
- 初案件をこなして月3万円から実績を積み上げる
5ステップとも具体的な月数と費用が紐づいているので、自分の現在地から逆算して計画に落とし込んでみてください。
①第二種電気工事士の学科試験対策を3ヶ月で進める
市販テキスト1冊と過去問題集を用意し、3ヶ月かけて学科試験の出題範囲を一通り学びます。
教材費は合計4,000円程度で、過去10年分の問題を3周回せば60点突破は射程内です。
平日30分・土日2時間のペースで合計100時間を確保できれば合格ラインに届くでしょう。
②技能試験対策と工具を1ヶ月で整える
学科合格後は、指定工具セット1万円前後と練習材料セット2万円前後を購入してください。
候補問題13問を2周こなすのが標準的な練習量で、土日に2問ずつ取り組めば1ヶ月で仕上がります。
ここで独学が不安なら3〜5万円の短期講習を併用するのも選択肢です。
③合格後に開業届を税務署に出す
合格後すぐに税務署へ開業届を提出するのが副業継続の第一歩です。
提出は無料で、同時に青色申告承認申請書を出せば、複式簿記と電子申告などの要件を満たすことで最大65万円の特別控除が受けられます。
初年度から節税効果を確保できるので、無料の手続きで損はないでしょう。
④くらしのマーケットや下請け会社に登録する
開業届と同時並行で、くらしのマーケットや家電量販店の下請け会社に登録を進めます。
登録から実際の案件配信までは平均で1〜2週間、長くとも1ヶ月以内には初回依頼が入ってきます。
ここで複数チャネルに同時登録して案件の波を分散させておきましょう。
⑤初案件をこなして月3万円から実績を積み上げる
初案件は単価より、丁寧な対応とレビュー獲得を優先して月3万円から無理のないスタートを切ります。
レビュー数が10件を超えるあたりから指名予約が入り始め、半年後には月5〜8万円のレンジが見えてきます。
結果として、1年で月8万円前後を無理なく狙えるでしょう。
副業電気工事士で必要な3つの行政手続き

副業レベルでも避けて通れない行政手続きは、開業届・電気工事業登録・建設業許可の3つです。
それぞれ求められる条件が違うので、自分の規模に必要なものだけを揃えてください。
違法操業を避けるためにも、自分の案件規模ごとにどこまで必要かをここで明確にしておいてください。
①開業届は副業所得20万円超で税務署に出す
副業の年間所得が20万円を超える場合、税務署への開業届提出と確定申告が事実上必須になります。
提出費用は無料で、同時に青色申告承認申請書を出せば、複式簿記と電子申告などの要件を満たすことで最大65万円の特別控除が受けられます。
そのため初年度から青色申告をセットで申請してください。
②電気工事業登録は元請けとして請負契約を結ぶ場合に必要になる
個人客と直接請負契約を結ぶ場合は登録が必要になり、申請手数料は22,000円です。
第二種電気工事士の免状と主任電気工事士の選任が要件として求められます。
元請けの現場を手伝う常用応援のような単発の下請けなら、自分での登録は不要です。一方、自分の名前で反復して請け負うなら登録が必要になります。すでに建設業許可を持つ人は、届出だけで済む「みなし登録」の対象です。
③建設業許可は500万円以上の工事を請ける場合に必要になる
1件あたりの工事金額が500万円以上の場合、建設業許可の取得が法律で求められます。
副業レベルのエアコン取付やコンセント工事ではまず到達しない金額なので、当面は気にする必要がありません。
ただし将来的に独立して大型案件を請けるなら準備が必須になります。
無資格・無登録のリスクと損害賠償保険の備え
副業でも、資格や登録のルールを外れると罰則の対象になります。始める前に最低限の備えを確認しておきましょう。
第二種電気工事士があれば、一般の住宅やお店の電気工事を自分で請け負えます。ただし資格の範囲を超える作業や、無資格の人にやらせる工事はできません。
無資格で電気工事をすると、電気工事士法違反で3か月以下の拘禁刑または3万円以下の罰金の対象になります(経済産業省 電気工事士法の逐条解説)。
あわせて用意したいのが損害賠償保険です。配線ミスによる火災や、お客さんの家財を壊したときの賠償に備えられます。
個人で工事を請け負うなら「請負業者賠償責任保険」が基本で、保険料は補償額に応じて年間数万円程度から選べます(マネーフォワード クラウド)。元請けが加入を発注条件にするケースもあります。
電気工事士以外の資格で副業を比べたい人は、行政書士・宅建・FP副業の比較記事も参考になります。
会社にバレずに副業の確定申告を進める3つのポイント

会社に副業が発覚する最大のルートは住民税です。
次の3つのポイントを押さえれば、本業の会社にほぼバレずに進められます。
3つとも一度仕組みを理解すれば毎年同じ流れで回せるので、最初の確定申告で慣れておいてください。
①住民税は普通徴収にチェックして自分で納付する
確定申告書第二表の「住民税・事業税に関する事項」で「自分で納付」を選択するのが基本動作です。
この一手間で副業分の住民税が会社経由で天引きされず、自宅に納付書が届く形に切り替わります。
つまり住民税通知を会社経理に見られるルートを断てるのが最大のポイントです。
②副業所得20万円超なら確定申告を必ず行う
副業所得が20万円を超えたら確定申告は必須です。給与所得者でも例外はありません。
国税庁の確定申告ページに沿って毎年2〜3月に申告してください。
無申告のまま放置すると延滞税や加算税が課されるだけでなく、税務調査で会社に発覚するリスクも高まります。
③工具代と移動費を経費に計上して手取りを増やす
副業に関連する支出は経費として所得から差し引け、手取りを最大化できます。
具体的には工具・練習材料・作業着・現場までのガソリン代・駐車場代・通信費の一部などが対象です。
領収書を月単位でフォルダ管理しておくと、申告時に1日で経費入力が終わる状態を作れるでしょう。
30代未経験でも電気工事士の副業は半年で始められる
第二種電気工事士の取得から開業届・初案件獲得まで、半年〜1年で十分到達できる道のりです。土日稼働だけでも月5〜10万円のレンジが見えてきます。
資格と実技という形に残るスキルは、本業の先行き不安への保険としても、将来の独立への足がかりとしても機能してくれます。
まずは今夜のうちに第二種電気工事士の試験日程と教材を確認して、来月からの学習スケジュールに落とし込んでください。
資格取得支援のあるスクール資料を取り寄せるところから動き出すのが最短です。