「このまま今の会社で営業を続けて、40代を迎えても本当に大丈夫なのだろうか」と、残業帰りの電車でふと悩んでいませんか。
実は、パーソル総合研究所の2025年調査によると、20代男性の副業実施率は20.2%にのぼり、すでに5人に1人が会社の外で動き出しています。
この記事では、デザインもプログラミングも未経験の会社員が、本業と両立しながらWebデザイン副業で月5万円に届くまでの始め方5ステップを解説します。
案件別の単価相場や独学とスクールの選び方、会社にバレない税金対策まで一本の道筋でわかるので、読み終わる頃には自分にも進められる順番が見えているはずですよ。
未経験の会社員にWebデザイン副業が向いている3つの理由

Webデザイン副業は、残業続きの会社員でも無理なく始められる副業です。
なぜ数ある副業のなかでWebデザインが向いているのか、理由は大きく3つあります。
どれも残業ありの生活と相性のよい理由なので、自分の毎日に置き換えながら読んでみてください。
①1日1時間の積み重ねで手に職がつく
Webデザインは、まとまった時間がなくても少しずつ学べるスキルです。
たとえば平日の夜に1時間、休日に2〜3時間と決めれば、週に8〜10時間ほど確保できます。
3〜6ヶ月あればバナー制作の基礎は十分身につきます。
営業のように相手の都合に振り回されず、自分のペースで進められるのもうれしいところでしょう。
②在宅とスキマ時間で本業と両立できる
Webデザインの副業は、作業から納品までパソコン1台で完結します。
副業先へ通勤する必要がなく、移動にかかる時間はゼロです。
本業が21時終わりの日でも、帰宅後の自宅でそのまま作業に入れます。
移動時間を学習や制作にそのまま回せるので、時間の無駄がほとんど出ません。
③将来のフリーランスや在宅ワークにつながる
身につけたデザインスキルは、自分の手元に資産として残ります。
会社の看板がなくても稼げる力が身につくといえます。
副業で実績を積めば、フリーランスや在宅ワークへ移る道も見えてきます。
会社の給料だけに頼らない自分をつくれるのは、大きな安心につながるでしょう。
Webデザイン副業は案件別にいくら稼げる?

Webデザイン副業の収入は、受ける案件の種類によって大きく変わります。
まずは案件ごとの単価相場を知り、月5万円までの距離感をつかんでおきましょう。
バナー制作は1枚3,000〜10,000円が相場
未経験がまず受けやすいのが、バナー制作の案件です。
クラウドソーシングの公開案件を見ると、単価は1枚3,000〜10,000円が中心です。
実績が少ない最初のうちは、3,000円前後の案件から始めることになります。
1枚あたりの作業時間は慣れれば2〜3時間ほどなので、平日夜でも十分こなせるでしょう。
LP・Webサイト制作は1件3〜10万円が相場
スキルが上がると、LPやWebサイトの制作案件に挑戦できます。
📌 用語メモ
LP:ランディングページの略で、商品やサービスを1枚で紹介する縦長のWebページのことをLPと呼びます。
1件あたりの相場は3〜10万円ほどに跳ね上がります。
バナーのように数をこなす必要はありません。
ページ全体の設計まで担うぶん、1件で月の目標にぐっと近づけます。
月5万円到達に必要な案件数の目安
では、月5万円に届くには何件こなせばいいのでしょうか。
参考に、パーソル総合研究所の2025年調査では副業の時給が平均3,617円まで上がっています。
Webデザインもスキル次第で、この水準は十分に狙えます。
案件数の目安をまとめると次のとおりです。
- バナー中心なら月10〜15本
- LP・サイト制作中心なら月1〜2件
- バナーと制作を組み合わせるなら本数はさらに少なく
ただし未経験の初月から、この本数を狙う必要はありません。
最初の月は、数千円の実績を1つ作れれば十分です。
小さな実績を積むほど単価も本数も伸びていきますので、あせらず進めましょう。
未経験の会社員がWebデザイン副業を始める5ステップ

ここからは、未経験の会社員がWebデザイン副業を始める具体的な手順です。
次の5ステップを順番に進めれば、初案件から月5万円まで一直線に近づけます。
とくに①と④は最初のつまずきどころなので、時間がないときはそこだけでも目を通してください。
①Photoshopなど必要ツールを揃える
まずは、デザインに使う道具を用意します。
Webデザインの現場では、PhotoshopとIllustratorがよく使われます。
2つをまとめて使うなら、Adobe公式のCreative Cloudというサブスクが基本です。
Adobe公式によると、全アプリが使えるProプランは月額9,080円ほどです。
まずは無料の体験版から試せますので、いきなり契約する必要はありません。
②バナー模写でデザインの基礎を学ぶ
ツールを入れたら、本を読み込むより手を動かすのが近道です。
おすすめは、プロが作った既存のバナーをそっくり真似て作る「模写」です。
色使いや文字の配置を真似るうちに、デザインの型が自然と身につきます。
まずは10枚ほど模写すれば感覚がつかめます。
参考にした元バナーと見比べて、どこが違うかを確認してみてください。
③HTML/CSSでコーディングの基本を覚える
デザインに慣れてきたら、HTMLとCSSの基本も押さえておきましょう。
📌 用語メモ
HTML/CSS:Webページの骨組みと見た目を作るための言語です。文字や画像の配置、色や大きさの指定に使います。
ここは、無料の学習サイトを使えばお金をかけずに学べます。
バナーだけでなくLP制作まで受けられるようになり、案件の幅が広がります。
ただし、最初から複雑なコードを覚え込む必要はありません。
簡単なページを1枚組める程度で十分始められます。
④ポートフォリオを3〜5点作る
スキルがついたら、自分の作品をまとめたポートフォリオを用意します。
これは、案件に応募するときの名刺代わりになる作品集です。
まずはバナーやLPを3〜5点そろえておきましょう。
作品の数より「発注したくなる見せ方」が大事です。
くわしい作り方は、このあとの章で3つのコツとして解説します。
⑤クラウドソーシングで初案件を獲得する
準備が整ったら、いよいよ初案件に応募します。
未経験がまず登録したいのは、案件数の多い大手サービスです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
これらには、未経験歓迎のバナー案件も多く掲載されています。
気になる案件に、ポートフォリオを添えて丁寧に提案しましょう。
ここまでを1日1時間で3〜6ヶ月ほどと考えておくと、無理なく続けられます。
独学とスクールは未経験の会社員にどっちが向いている?

Webデザインの学び方は、大きく独学とスクールの2つに分かれます。
費用と挫折しにくさのバランスで、自分に合うほうを選びましょう。
独学は費用0〜数万円で始められる
独学の一番の魅力は、お金をほとんどかけずに始められる点です。
YouTubeや無料の学習サイトを使えば、教材費は0円に近づきます。
かかるのは、先ほど触れたツール代くらいでおさまります。
ただし、学習の計画から進み具合の管理まで、すべて自分で進めなければなりません。
自分を律して進められる人には独学が向いています。
逆に、一人だと後回しにしがちなら注意が必要でしょう。
スクールは20〜50万円で挫折を防げる
スクールの費用は20〜50万円ほどが相場です。
決して安くはありませんが、その分だけ挫折を防ぐ仕組みが整っています。
現役デザイナーの添削や、質問できる環境がそろっているからです。
学習の順番が決まっているので、何から学ぶか迷う時間もありません。
一人だと続かない人には、心強い選択肢になるでしょう。
会社員は学習時間の確保度で選ぶ
では、会社員はどちらを選べばいいのでしょうか。
判断の軸になるのは、学習時間をどれだけ安定して取れるかです。
残業が少なく、自分でコツコツ進められるなら独学で十分です。
残業続きで学習が止まりがちなら、スクールの伴走が効いてきます。
大切なのは費用より、続けられる環境を選ぶことです。
未経験でも案件が取れるポートフォリオの作り方3つのコツ

ポートフォリオは、ただ作品を並べただけでは案件につながりません。
実績ゼロでも受注につながる見せ方の、3つのコツを押さえましょう。
どれも今日から実践できるので、作品づくりと並行して取り入れてみてください。
①架空のクライアントを設定して提案意図を書く
未経験のうちは、実際の依頼がないぶん架空の案件を自分で設定します。
たとえば「駅前の新しいカフェの開店告知バナー」のように具体的に決めます。
そのうえで、なぜこの色や配置にしたのかという意図を必ず添えてください。
意図が書かれた作品は発注者からの信頼が段違いです。
作れるだけでなく、考えて作れる人だと伝わるからです。
②得意ジャンルを1つに絞って世界観を統一する
何でも作れますと見せると、かえって印象がぼやけてしまいかねません。
おすすめは、得意ジャンルを1つに絞って作品の世界観をそろえることです。
たとえば飲食店のバナーばかり5枚並べると、その分野に強い印象を与えます。
絞るほど発注者の記憶に残りやすくなります。
幅広く見せようとして、強みを埋もれさせないようにしましょう。
③初回は低単価でも実績を作って評価を集める
ポートフォリオができたら、最初の1件は低単価でも受けてみてください。
クラウドソーシングでは、良い評価やレビューが次の受注を呼び込みます。
実績ゼロの状態を抜け出すことが、何より大事だからです。
最初の数件は3,000円のバナーばかりでしたが、評価が10件を超えたあたりから急に指名の依頼が増えました。半年で月4万円ほど稼げるようになっています。
— 会社員として働きながら副業を始めた30代男性の声
初回の低単価は、次の高単価への投資だと考えましょう。
一度評価が集まれば、あとは雪だるま式に単価を上げられます。
副業が会社にバレず続けるための3つの注意点

副業を安心して続けるには、お金まわりの手続きを押さえておく必要があります。
会社にバレるリスクを大きく下げる、3つの注意点を確認しましょう。
どれも難しい手続きではないので、始める前に一度目を通しておくと安心ですよ。
①住民税を自分で納付にして給与天引きを避ける
副業が会社に気づかれる主な原因は住民税です。
副業で所得が増えると住民税も上がり、給与天引きの額でバレることがあります。
これを防ぐには、住民税を自分で納める「普通徴収」を選びます。
📌 用語メモ
普通徴収:住民税を会社の給与天引きではなく、自分で納付書を使って納める方法です。副業分の税額が本業の給与に反映されにくくなります。
確定申告のときに、この普通徴収を選ぶ欄にチェックを入れてください。
この一手間だけで、バレる経路をほぼ断てます。
②年間所得20万円を超えたら確定申告する
副業の所得が年間20万円を超えたら、確定申告が必要です。
国税庁も、給与以外の所得が20万円を超える場合は申告が必要と案内しています。
ここでの所得とは、売上から経費を引いた金額のことです。
ツール代や書籍代は経費にできるので、領収書は残しておきましょう。
20万円以下でも住民税の申告は別途必要な点には注意してください。
③就業規則で副業可否を必ず確認する
手続きの前に、そもそも会社が副業を認めているかを確認しましょう。
就業規則の副業に関する項目に、可否や条件が書かれています。
禁止されている場合、隠れて続けても後でトラブルになりかねません。
近年は副業を認める会社が増えています。
ただし、届け出が必要など条件つきのケースもあります。
不安なら人事に匿名で確認するのも一つの手です。
ルールを守って進めれば、後ろめたさなく副業を続けられるでしょう。
Webデザイン副業は未経験の会社員でも月5万に届く
未経験の会社員でも、Webデザイン副業で月5万円は十分に狙えます。
ツールの準備から学習、ポートフォリオづくり、案件獲得までを5ステップで順に進めるだけです。
あわせて住民税と確定申告の対策を押さえれば、会社に気づかれる不安も小さくできます。
大切なのは、大きく始めることではありません。
1日1時間を、挫折せずに積み重ねることです。
まずはPhotoshopの無料体験版を入れて、バナー模写を1枚作るところから始めてみてください。
独学に不安があれば、無料相談のあるスクールで学習計画だけ聞いてみるのも第一歩になりますよ。